学問空間 suzukikotaro’s diary

gooブログから引っ越してきました。

斎藤幸平『人新世の「資本論」』

「高等遊民」の大幅な拡大を国家目標とすべきである。

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2022年 1月14日(金)12時47分2秒 私くらい『人新世の「資本論」』を熟読している読者は珍しいはずですが、ツイッターでは、私は何故か斎藤幸平氏にブロックされています。私が何か斉藤氏の気に障るようなことを書いているのでしょ…

来るべき革命は資本主義の「ひょうきん化」でなければならない。

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2022年 1月13日(木)12時13分22秒 従来のコミュニストはコミュニズムの神が貧乏神であることを隠蔽していたのに対し、「脱成長コミュニズム」を提唱する斎藤幸平氏は、コミュニズムの神が貧乏神でどこが悪いのだ、我は貧乏神が導…

岸田首相とキリスト教の無関係(補遺)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2022年 1月12日(水)10時12分48秒 日本の「ミッションスクール」は信者の拡大という「ミッション」は全然果たしていない、というのは客観的な事実ですが、ちょっと書き方がシニカルでしたかね。ただ、この事実は法的観点からは決…

岸田首相とキリスト教の無関係

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2022年 1月11日(火)13時30分57秒 >筆綾丸さん>つまらぬ大河ドラマになるんじゃないか 『真田丸』も最初はあまり評判が良くなかったそうですから、もう少し展開を見たいと思っています。ところで、週刊ポストの記事で、正確性に…

斎藤幸平『人新世の「資本論」』についてのまとめ

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2022年 1月11日(火)11時20分31秒 そろそろ資本主義は「宗教」なのか、というコンニャク問答は終わりにしたいと思いますが、仮に資本主義が「宗教」であるとしたら、その神はヤヌスのように、少なくとも二つの顔を持っていますね…

「矢内原忠雄夫人、ならびにその頃、同研究会に参加していた人々は、正芳の参加を記憶していない」

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2022年 1月 9日(日)18時33分14秒 図書館で『大平正芳回想録』(鹿島出版会、1983)を借りたら、「回想録」というタイトルに反して638頁の詳細な伝記で、今はちょっと全部は読めないですね。住家正芳氏の「青年大平正芳と佐藤定吉…

磯前順一氏と京極純一氏、そして大平正芳元首相について

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2022年 1月 8日(土)21時05分1秒 私は一時期、磯前順一氏を大変な知識人だと思ってけっこう尊敬していたのですが、東日本大震災以後、磯前氏の著書に何だか違和感を感じるようになり、単著では『死者たちのざわめき 被災地信仰論…

資本主義は「プラクティス」としての「宗教」か。

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2022年 1月 7日(金)21時16分43秒 資本主義に「殉教者」はいるのか、とか大仰なことを書きましたが、コミュニズムと違って資本主義は基本的に体制側の理念・思想なので、「殉教者」が必要になる状況自体が考えにくいですね。 ま、…

資本主義は「宗教」なのか。

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2022年 1月 6日(木)14時32分56秒中世史の話題は大河ドラマの進展に合わせて随時取り上げることにして、そろそろ「新しい資本主義」の問題に戻ります。正月三日、Eテレで夜十時から「100deパンデミック論」という番組をやっており…

新年のご挨拶

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2022年 1月 1日(土)16時44分43秒 明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。 >筆綾丸さん>照井翠『泥天使』釜石高校の国語の先生なんですね。https://www.tokyo-np.co.jp/article/81632 >ザゲィムプレ…

大晦日のご挨拶

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月31日(金)20時13分27秒 最後の最後に「資本主義は「宗教」なのか」というタイトルの投稿をしようと思っていたのですが、来年への持ち越しとします。 皆様、良いお年をお迎えください。 なお、掲示板投稿の保管用のブロ…

斎藤幸平氏とコロナ禍(その9)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月31日(金)14時25分12秒 続きです。(p39)------- そして二〇〇一年、イスラム過激派が旅客機でニューヨークの世界貿易センタービルを攻撃した「9・11同時多発テロ」の一週間後、米国でバイオテロ事件が起きる。テレビ…

斎藤幸平氏とコロナ禍(その8)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月31日(金)12時24分50秒 予防接種禍訴訟の弁護団は、自分たちが正義の戦いをしているとの揺るぎない自信を持って国を相手に戦ったのでしょうが、結果的に反ワクチンの風潮を生み出したことを現時点でどのように評価すべ…

斎藤幸平氏とコロナ禍(その7)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月30日(木)17時56分18秒 続きです。(p38)------- 国の消極策は製薬業界の意欲を殺いだ。世界に先駆けて水痘や日本脳炎のワクチンを開発してきた業界は新規案件を止める。しだいにワクチン未接種者が増え、二〇〇〇年代…

斎藤幸平氏とコロナ禍(その6)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月30日(木)13時45分30秒 >筆綾丸さん>欧米と宗教的背景が違うため、日本では治験が進まない 前回投稿で引用した部分の続きに、------- もっとも、石井氏と第一三共の関係はプロジェクトが凍結されてもつながっていた。…

斎藤幸平氏とコロナ禍(その5)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月29日(水)11時14分42秒 僅か三年前、2018年「当時、感染症のmRNAワクチン研究ではドイツのビオンテック社と石井氏らに大きな差はな」く、「いまやファイザーと組んで全世界にコロナワクチンを提供し、飛ぶ鳥を落とす勢…

斎藤幸平氏とコロナ禍(その4)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月28日(火)12時13分50秒 トランプの新型コロナワクチンに対する姿勢はトランプ支持者からも理解されていないくらいなので、左翼活動家のマイク・デイヴィス氏やマルクス考古学者の斎藤幸平氏が理解しにくいのは当たり前…

斎藤幸平氏とコロナ禍(その3)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月27日(月)16時49分46秒 岩波書店の『世界』は、同社の宣伝文句では、-------『世界』は、良質な情報と深い学識に支えられた評論によって、戦後史を切り拓いてきた雑誌です。創刊以来70年余、日本唯一のクオリティマガジ…

斎藤幸平氏とコロナ禍(その2)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月27日(月)13時15分4秒 12月23日の投稿「斎藤幸平氏とコロナ禍」において、斎藤著の、------- また、SARSやMERSといった感染症の広がりが、遠くない過去にあったにもかかわらず、先進国の巨大製薬会社の多くが精神安定剤…

レーニンとスターリンの距離

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月26日(日)12時02分33秒 >筆綾丸さん>レーニン没後97周年記念式典(本年1月) ロシアではレーニンの銅像は結構残っているようなので、ご紹介の記事、いくら何でもパレード(?)が地味すぎるように感じました。少し検索…

「まず三・五%が、今この瞬間から動き出すのが鍵である」(by 斎藤幸平氏)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月25日(土)11時09分31秒 >筆綾丸さん>『磁力と重力の発見1,2,3』 山本著は筆綾丸さんのご紹介で知って私も読んでみましたが、確かに名著ですね。『十六世紀文化革命』も面白かったです。 「ヨーロッパはヨーロッパで独…

「その核心部分は左翼が理性で世の中を組み立てられると思っているところにあります」(by 佐藤優氏)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月24日(金)14時11分16秒 >筆綾丸さん池上彰・佐藤優『激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972』(講談社現代新書、2021)を読んでみました。-------高揚する学生運動、泥沼化する内ゲバ、あさま山荘事件の衝撃。左…

斎藤幸平氏とコロナ禍

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月23日(木)11時27分17秒 『人新世の「資本論」』関係の投稿、気づいたらこれで十二個目ですが、さすがにそろそろ終わりにしたいと思います。私自身は斎藤氏の資本主義に対する憎悪を共有することはできませんが、その一…

斎藤幸平氏とテーラーシステム

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月21日(火)13時36分27秒 『人新世の「資本論」』、いろいろ変なところがありますが、私が何とも古臭く感じたのは斎藤氏の労働に関する認識ですね。「第五章 加速主義という現実逃避」は、小見出しを並べると、 ▼「人新世…

マルクスの青い鳥(その2)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月21日(火)10時11分17秒 斎藤青年が自慢されている「Deutscher Memorial Prize(ドイッチャー記念賞)」、私はその存在すら知りませんでしたが、ウィキペディアによれば、-------歴史家アイザック・ドイッチャーとその妻…

マルクスの青い鳥

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月20日(月)20時57分45秒 >筆綾丸さん>出羽守 アメリカでマルクスにかぶれてアメリカ出羽守、というのはずいぶん変な話だなあと思っていたのですが、NHK出版サイトの「NHK出版新書を探せ!」という連載記事に斎藤幸平氏…

斎藤幸平氏は「環境スターリン」?(その7)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月20日(月)10時55分42秒 アーロン・バスターニが1983年か84年生まれかはっきりしないのも謎ですが、『Fully Automated Luxury Communism (完全にオートメーション化された贅沢な共産主義) 』のような本が、仮にも「コミ…

斎藤幸平氏は「環境スターリン」?(その6)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月19日(日)15時01分20秒 続きです。(p208以下)------- たしかに、リチウムやコバルトのようなレアメタルが地球上に存在している量は限られている。だが、バスターニによれば、それも心配無用だ。なぜなら、宇宙資源探…

斎藤幸平氏は「環境スターリン」?(その5)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月19日(日)12時46分17秒 『人新世の「資本論」』、全く役に立たないということはなくて、斎藤幸平氏がバッサバッサと斬り捨てる思想のうち、「加速主義」などは特に参考になりますね。私は「加速主義」という言葉も知り…

斎藤幸平氏は「環境スターリン」?(その4)

投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2021年12月18日(土)11時44分41秒 『人新世の「資本論」』の「はじめに――SDGsは「大衆のアヘン」である!」には、------- 温暖化対策として、あなたは、なにかしているだろうか。レジ袋削減のために、エコバッグを買った? ペット…