小松裕『「いのち」と帝国日本』
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 3月15日(日)10時18分16秒 1954年生まれの小松裕氏が長年にわたって歴史を研究し、思索した結果として到達した地点は、「はじめに」に集約されているように思いますので、それを引用してみます。(p11以下) --------…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 3月14日(土)12時37分55秒 >筆綾丸さん 自分の投稿を読み直したら、伊藤博文云々の部分、引用の仕方が少しまずかったですね。 「世界人類の敵」は安重根の伊藤博文に対する見解として記述されていました。 念のため、正確…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 3月13日(金)01時44分10秒 >筆綾丸さん >『男子の本懐』 今日、久々に少し読んでみましたが、小説としてはよく出来ていて、感動する人が多いのも仕方ないですね。 ただ、根本的に誤った方向に突進し、失敗が明らかになっ…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 3月11日(水)01時12分26秒 もうやめようと思いつつ、ついつい『全集日本の歴史 十五 戦争と戦後を生きる』(大門正克著)を読んでしまいました。 冒頭部分は、 ------- はじめに 人と人のつながり 声に耳をかたむける 五人…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 3月 9日(月)01時57分18秒 九州大学教授・有馬学氏に『「国際化」の中の帝国日本』(中央公論新社、『日本の近代』シリーズ第4巻、1999)という著書がありますが、書名の類似性から見て、小松裕氏は『「いのち」と帝国日本…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 3月 9日(月)01時03分24秒 >筆綾丸さん >井上準之助 最近、たまに訪問するサイトで、城山三郎の『男子の本懐』に感動した、と書いてあるのを見て、非常に暗い気持ちになりました。 「いのち」の観点から見ると、井上準之…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 3月 6日(金)01時26分37秒 >筆綾丸さん 私も「あのシリーズ」だから購入してみたのですが、どうも近現代の著者の方々とは相性が良くないようです。 そろそろ寄り道もやめにして、また金融史の勉強に集中したいと思ってい…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 3月 4日(水)02時02分3秒 中世だと研究者の名前と主要業績はある程度分かるのですが、近代は全然土地カンがないので、研究開発支援総合ディレクトリ(ReaD)や国会図書館の書籍・雑誌記事検索などで、『小学館 全集日本の歴…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月28日(土)15時05分9秒 小松裕著『「いのち」と帝国日本』の「おわりに」から少し引用します。(p350以下) ------- いのちを生きぬいた人びと 私が本巻でとりあげた「いのち」の序列化に身をもってあらがった人物は、こ…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月26日(木)01時22分5秒 石光真清の妹の結婚相手である橋本卯太郎は橋本龍伍(元厚生大臣)の父、橋本龍太郎(元首相)の祖父ですね。 ま、どうでもいいことですが。 橋本卯太郎 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%8B%…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月26日(木)00時28分36秒 続きです。 --------- 「嫌だろうが聴いてもらいたい」 「・・・・・・」 「十年間、背負っていた重荷を降ろさないでは死ねないよ・・・こうして思いがけず会えたのも、何かの引合わせかも知れな…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月25日(水)01時21分31秒 小松裕著『「いのち」と帝国日本』を最初に読んだ時、私は小松氏が「軍隊ほど階級差が歴然としている社会はない」として、年金や戦死者に対する特別賜金の差、それも一兵卒から将官まで、たかだ…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月23日(月)23時56分51秒 『石光真清の手記』を読んで、その文章があまりに現代的であることに驚いた人も多いと思いますが、これには以下のような事情があります。 (『望郷の歌』中p6) ------------- 一 故石光真清が…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月22日(日)23時59分6秒 水野福子は満州で生きてゆくための経済的後ろ盾を探していた。 そこで、水野福子は自分を援助してくれる候補者の一人として石光真清を熱心に観察した。 水野福子にとって「支那人の密偵」につけま…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月21日(土)00時52分26秒 続きです。 話のトーンが変化して、予想外の方向に進んで行きます。(『望郷の歌』p173以下) ----------- 海賊仲間から久々に離れて、安東県の日本旅館の畳にあぐらをかき、裸になって扇を使う…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月20日(金)00時32分30秒 >筆綾丸さん >カナダ人がひそかに誇りとしている 派手な大国の隣で地味に暮らすカナダ人のささやかな喜びですね。 >仮説 石光真清と水野福子が出会ったのは奉天の小西辺門近く、金城旅館とい…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月18日(水)23時13分34秒 ま、私も発想はワンパターンで、認識する側と認識される側との知的能力の差に注意せねばならない、ということをいつも考えているんですね。 ちょうど頭の程度の低い西村検事が自分を佐藤優氏と対…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月17日(火)00時50分33秒 >筆綾丸さん 簡単な話のようにみえて、何か変な感じがするでしょう。これ。 実は私、『「いのち」と帝国日本』の宣伝文に出てくる「『生』の実相に徹底的に寄り添う」といった類の表現が非常に…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月15日(日)22時20分57秒 --------- 水野福子の身の上話を聞いているうちに、私の眼頭も熱くなった。愛情というものは、このように深く、また強くもあり得るものかと、不思議な未知の世界を見せられたように感じた。世間…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月15日(日)21時50分31秒 続きです。 ----------- 奉天へ来てから、すぐ戦死地を探しました。公報に三十八年三月八日李官堡付近の戦闘で戦死と書いてありましたから、支那人の案内人を雇って李官堡という所に行ってみまし…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月15日(日)11時11分54秒 >筆綾丸さん 戦死した場所は、戦死の公報で一応特定されているようです。 後で続きを載せます。 『石光真清の手記』は本人の遺稿を息子の石光真人氏が編集した際に若干の加筆改変があるそうなの…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月14日(土)11時34分22秒 続きです。 ------------- 「私は群馬県高崎市の在に住む農家のもので、水野福子と申します。主人は水野八次郎といって、明治二十九年の徴兵で高崎連隊に入り、三十二年に除隊しました。除隊後に…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月13日(金)23時56分3秒 >筆綾丸さん >大正天皇と京極派の関係 いえいえ。 関係というより単なる年表程度のものですが、きちんと調べれば何らかの接点が出てくるのかもしれませんね。 >原采蘋 この人も女傑ですね。 「…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月13日(金)23時36分30秒 十数年ぶりに『石光真清の手記』を読んでみましたが、やはり面白いですね。 以下は水野福子が登場する場面の冒頭です。(中公文庫『望郷の歌』p135以下) ------------ 蓋平に帰った黄家傑から…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月12日(木)01時13分22秒 小松裕氏が集められたエピソードはなかなか興味深いものがあります。 私の地域的関心から選ぶと、『「いのち」と帝国日本』には群馬県高崎市に関係する話が二つあって、いずれも女性が中心ですね…
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年 2月 8日(日)01時45分14秒 今日は少し予定を変えて、小学館「日本の歴史」シリーズの最新刊、小松裕著『「いのち」と帝国日本』を読んでみました。 http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/sol_detail?isbn=9784…